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シャンパンとスパークリングワインの違いおさらい

シャンパンはスパークリングワインの一つ

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ワインの需要が高くなり、もうスパークリングワインを全てシャンパンという方も少なくなってきました。しかしシャンパンとスパークリングワインは別のもの、ということはわかっていても具体的に何がどう違うのかは詳しく知らないという方もおられるかもしれません。

 スパークリングワインとは発砲性ワインのことであり、広義で言えばシャンパンもスパークリングワインに含まれます。しかし発砲性ワインが全てシャンパンということは決してなく、むしろ呼んではいけないのです。シャンパンはシャンパーニュ地方で作られたというだけではなく、厳しい基準をクリアしたワインのみが名乗ることができる名称です。

 シャンパンの名前は国際的に保護の対象であり、シャンパンではないスパークリングワインが使うことはできません。さらにワインに限らず、食品、店舗、またアーティスト名に至るまであらゆる名称に使うことができません。

 

シャンパンとは

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シャンパンとはシャンパーニュ地方で作られる発泡性ワインであり、厳しい規格が存在します。シャンパーニュ地方とはフランス北東部、パリから東へ150kmほどのところにある丘陵になります。アルザス地方の西部となり、ランスなどの大きい都市を含む地域です。シャンパンはこの地方にのみ作られます。

 シャンパンとするには複数の規格があります。認められているブドウ品種はピノ・ノワールピノ・ムニエ、ピノ・グリ、アンフュメ、アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノブラン、シャルドネであり、それ以外のブドウでは作れません。シャンパンのほとんどはピノ・ノワールピノ・ムニエシャルドネの三種から作られています。剪定方法も詳細にわたり厳しく規定されており、畑は1haあたりの収穫高制限があります。

 シャンパンの大きい特徴として製造方法が挙げられます。シャンパンは瓶内二次発酵という過程を経て発砲します。これをシャンパーニュ方式と呼びます。一般的なスパークリングワインはガス圧が3気圧以上とされていますが、シャンパンは5~6気圧となります。きめ細かく繊細な泡でありながら強さのある発泡性です。熟成期間は最低15ヶ月間、ヴィンテージシャンパーニュの場合は最低36ヶ月間必要となります。

 なお、シャンパンはシャンパーニュと呼ばれることも多いですが、どちらも間違いではなくChampagneの読み方の違いです。シャンパーニュ地方も同じ綴りであることもあり、シャンパーニュと呼ぶことが増えてきました。

 

一般的なスパークリングワインの製法は

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スパークリングワインとは炭酸ガスを封じ込めたワインであり、発泡性ワインのことを指します。一般的にガス圧3気圧以上のものをいい、3気圧以下の場合微発泡性ワインとなります。製法はシャンパンと同じシャンパーニュ方式(トラディッショネル方式)、タンク内で二次発酵を行い発砲させるシャルマ方式、炭酸ガスを注入するガゼイフィエ、シャンパーニュ方式を簡略化したトランスファ方式などが主な製法となります。

 高級スパークリングワインはシャンパーニュ方式で作られることが多く、コストを抑える場合は一度で大量に製造できるシャルマ方式で作られることが多いです。炭酸ガス注入方式は安価なワインに用いられることの多い方式です。

 有名なスパークリングワインとしてフランスのムスー、クレマン、スペインのカヴァ、イタリアのスプマンテ、ドイツのゼクトなどさまざまあり、原産地呼称保護ワインに指定されているものとは限らず、ブドウの品種も多種多様です。

 

シャンパンと同じ製法のスパークリングワイン

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シャンパーニュ方式で作られているスパークリングワインにはシャンパンより比較的求めやすい価格で、質の高いワインが多いです。主なシャンパーニュ方式のワインはフランスのクレマン、スペインのカヴァ、ドイツのゼクトの一部、イタリアのスプマンテの一部などがあります。

 シャンパンは高価なワインですがそれ相応の品質の高さがあり多くの人々に愛され続けているワインです。シャンパンを飲みたいけどいきなりそんな高価なものは難しい、というようなときは、他のシャンパーニュ方式のワインを試してみるのもおすすめです。