意外なものでアレルギー。ミントでもアレルギーになることが

スッキリ爽やかな香りのミント、とっても良い香りでスイーツやカクテル、またはアロマオイルなどさまざまな場面で活躍しているハーブですよね。それぞれ使う量は少ないものですが、そんなミントも食物の一つであり食物アレルギーになることがあります。アレルギーの原因や症状、対策などをミントにスポットを当ててまとめてみました。

 

ミントでもアレルギーになることがあります

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ハーブとして昔から広く楽しまれているミント。スイーツの上に添えて彩りを増やす役目だけではなく、ミントそのものを飲んだり食べたりすることも多くなっていますよね。ミントティーやミントたっぷりのカクテルモヒート、ミントアイスやミントサラダなど用途はさまざまです。でもそんなミントにもアレルギーになることがあります。アレルギーというのは特定のもののみ起こるものではなく、基本的にはどんなものにも発症するものです。今回はミントにポイントを当てアレルギーについてまとめてみました。

 

ミントアレルギーの原因と症状

アレルギー反応とは、特定の物質に対して体内の物質が特異的に働くことによって、体を刺激しくしゃみ鼻水などの症状を引き起こすことです。特異的に働く物質は抗体やT細胞などがあります。

私たちの体は抗体が異物を排除していることで健やかな状態を保っています。アレルギーが起こる人は、これら抗体が特定の物質を排除すると判断した場合に特異的IgE抗体を作り、再度その物質が体内に入るとヒスタミンなどの化学伝達物質を放出します。それによって粘膜などを刺激しアレルギーが発症します。これがアレルギー分類のI型であり、食物アレルギーに多くみられます。

ミントアレルギーもこれらと同じく、ミントを排除すると判断した抗体が特異的IgE抗体を作り上げ、ミントが再び体内に入ると反応し、ミントアレルギーを発症している可能性が高いです。

ミント味の歯磨き粉やガムは大丈夫?

ミント味の歯磨き粉やガムはとっても多いですよね。ミントアレルギーを発症した場合、天然のミントが使われているものは全部原因となりえます。ただし歯磨き粉やガムの場合天然のミントではなく合成香料が使われていることが多いです。もし歯磨き粉やガムでアレルギーが発症した場合はミントではなくフッ素や 安息香酸ナトリウム、また人工甘味料など添加物が原因の可能性もあります。

 

ミントアレルギーの症状

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アレルギーの症状は人によってさまざまであり、同時に複数の症状が発症することがあります。また、アレルギーは飲食を伴わなくとも触れるだけでも発症することがあります。食べていないから大丈夫とはならないので、気を付けてください。アレルギーの一般的な症状を簡単にご紹介します。

じんましんやかゆみなどの皮膚症状

皮膚炎や発疹、じんましん、かゆみ、赤みなど、皮膚に起こる症状です。顔面から首、胸、四肢に至るまで幅広い箇所に症状がでます。食物アレルギーの中では最も多い症状であり9割を超える人が発症します。

くしゃみや鼻水などの呼吸器症状

皮膚症状に次いで多いのが呼吸器系症状です。約3割の人が発症します。くしゃみやせき、鼻水鼻づまりなどの上気道症状と呼吸困難、ゼイゼイヒューヒューといった雑音を伴う呼吸などの下気道症状があります。

目の充血や口内の腫れなどの粘膜症状

呼吸器系症状とほぼ同じ程度の割合の人がかかる症状が粘膜症状であり、3割弱の人が発症します。目の炎症や充血、口内の腫れなどの症状があります。咽喉など外からは見えない粘膜にも症状がでることがあるため注意が必要です。

腹痛下痢などの消化器症状

腹痛や吐き気、嘔吐、下痢、血便などの消化器の症状です。食物アレルギーの中では4番目に多い症状であり、18%ほどの人が発症します。たんぱく質を含む食品の摂取により起こりやすいものです。

全身症状

アナフィラキシー、またはアナフィラキシーショックがこれにあたります。最も少ない症例ではありますが、1割ほどの人が発症し、重症となるものです。アナフィラキシーの症状は皮膚症状や粘膜症状、消化器症状、呼吸器症状など全ての症状が起り得ます。これにより頻脈、虚脱状態、意識障害、血圧低下などが起こる場合をアナフィラキシーショックといいます。症状が重い場合は死に至ることもあります。

 

ミントアレルギーの予防と対策

食物アレルギーは発症するまではアレルギーになるかはわからないため、予防が難しいものです。ミントに限らず同じ食品を大量に摂取するなどの行為を控えましょう。ミントを摂取した後、繰り返しアレルギーの症状が軽度でも発症した場合はまず医師に相談しましょう。アレルギーは原因となった食品を特定することが非常に大切です。

特定方法は血中抗原特異的IgE 抗体検査、皮膚プリックテスト、好塩基球ヒスタミン遊離試験、食物除去試験、食物傾向負荷試験などがあります。

食物傾向負荷試験とは

食物経口負荷試験とは、原因と推測される食物を摂取し症状があらわれるかどうかを確認する試験であり、医師の指示に従い医療施設にて行う試験となります。試験の目的は原因食物の確定診断と耐性獲得の診断、リスクアセスメントの3つとなります。この試験を行う場合は事前に医療機関に食物経口負荷試験を行っているか確認してください。実施していない医療機関もあります。

ミントが原因物質とわかったら

ミントが原因物質と判明したらどの程度除去をすべきかを把握する必要があります。医師の指示に従い、食事を変えていきましょう。ミントが不足となっても問題となるような症状は起り難いものです。完全に除去してしまっても栄養面での問題はないでしょう。

もしアナフィラキシーを起こしていた場合、アドレナリン自己注射薬を医師によって処方されることがあります。アナフィラキシーショックは大変危険な症状です。もし処方されるようであれば、確実に携帯し処置方法をしっかり覚えておきましょう。

 

ミントは適切な量で楽しんで

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香り良くリラックス効果もあるミントはありとあらゆるシチュエーションで活躍します。スイーツに添えたり、カクテルとして飲んだりといった飲食だけではなく、香りには集中力を高める効果や爽快感を齎す効果など多くの効能が確認されています。しかしあまりにも大量ミントが体内に入るとアレルギーを起こすこともありえます。ぜひ適度な量で楽しんでくださいね。

 

【参考サイト】

食物アレルギー研究会

食物アレルギー:患者さん・一般の皆様へ:アレルギー情報:公益財団法人日本アレルギー協会 JAANet STATION